その狂気、お幾らですか？

前に書いてあった題名の小噺です。遅すぎますよね。
いつも大体の内容と題名を考えていざ書こうとなると止まっちゃうんですよ・・・・。
もうちょっと描写能力欲しいなぁ。

今日はギアスですね。見たい気持ちと見たくない気持ちが半々です。フィフティフィフティです。（しつこい
とりあえず総集編のユーフェミアとスザクの騎士拝命式シーンは凹みました。スザクの軍服に笑いもしましたが。18話でもあｓのシーンありそうですよね。さらにどん底に突き落とされそうな気がして怖いです。アニメ見るのが怖い、っていう時点で私の入り込みようが分かります（笑

小噺は6話後の特派にて。スザ→ルルでスザ＋ロイ（ルル出てきません。
枢木さんが少し黒いです。くろろぎさんです。

「なんだか機嫌が良さそうだねぇ」
てっきり、しょぼくれて帰って来ると思ってたのに残念、にやにやと独特の笑みを浮かべながらロイドはそう呟いた。
今日、スザクは初めて学生服と言うものに袖を通し、数年ぶりに学校というものに通った。それは偶然出会った皇女が17歳ならば学校に通うべきだ主張したのと、彼女からの厚意であったけれども、名誉ブリタニア人であり、数日前まで皇族の殺害容疑を掛けられていたスザクにとって学校という場所は優しいものでも安全な場所でもなかった。予想と覚悟はしていたけれど、冷たい眼やら陰口やらを浴びせられ、もうちょっとで登校拒否しよう、と思い至るところだった。
しかし、神社に住んでいたにも関わらず信仰すらしていなかったのに神様は、他人より少々不幸な境遇にあったスザクにどうやら見捨てていなかったようであった。
「猫をみつけたんですよ」
にこにことロイドに対抗するような笑みでスザクは答えた。
「ねこ？」
「七年前に離れ離れになってしまって、このまえの騒ぎで一回見つけたんですけど、その時には捕まえられる状態じゃなかったんです」
綺麗な黒い毛並みの、紫の瞳をした可愛い猫なんですよ、そう言ってスザクは件の猫を思っているのか愛しげに目を細めた。そう、スザクは見つけたのだ。可愛くって仕方が無かったけれど、自分の傍に置いておくことが出来なかった黒猫を。ルルーシュを。
「それで今度は捕まえられたのかい？」
「いえ、でもどうやら学校に住み着いているようなので、これからゆっくり懐かせようと思って」
「ふーん。まぁせいぜい頑張って」
「はい。でももう逃げられないように今度は首輪をつけて、鎖で繋いでおくつもりなんです」
「猫に鎖！いいねぇ。そのミスマッチさが素敵だ」
あひゃひゃ、と声をあげて笑うロイドを眺めながら、スザクはこれからのの計画について考えながら口元を歪めた。









もう、逃げられないよ。










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思ってたより黒くならなかった・・・。